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ペレーニ&リスト室内オケ

コンサート感想第3弾、どや!
(3月31日の分です)

Március 31.
Zeneakadémia, 19.30

Perényi Miklós (gordonka) és a Liszt Ferenc Kamarazenekar

Haydn: c-moll szimfónia, Hob. I:52
Haydn: C-dúr csellóverseny, Hob. VIIb:1
Haydn: e-moll (Gyász) szimfónia, Hob. I:44
Haydn: D-dúr csellóverseny, Hob. VIIb:2

大好きなチェリストと大好きなオーケストラが大好きな会場で演奏する、これ以上の幸せがあるでしょうか!
会場はリスト音楽院大ホール。壁にはこんな飾りもあります。
ペレーニ&リスト室内オケ_f0021504_2384938.jpg
ペレーニ&リスト室内オケ_f0021504_239447.jpg

アダージオとスケルツォ♪

ペレーニについてはこちら、オケについてはこちらの記事もご覧下さい。

プログラムは没後200年のハイドンの交響曲2曲とチェロ協奏曲2曲。
ペレーニのハイドンはこれまでにも何度か聴いていますが、今回も期待を裏切らない素晴らしい演奏でした。

いつもながらうつむき加減に恥ずかしそうにステージに登場するペレーニ。
他のチェリストのように大きく上体を揺らしたり顔を歪めたりすることもなく、チェロに寄り添うようにして弾きます。
変な表現ですが、演奏する姿を見ていると、チェロに手足が生えて「私の音を聴いて下さい」とチェロが歌っているような感じ。
楽器の持つ一番良い音を出すお手伝いをペレーニがしている、とでも言いましょうか。
とにかく姿勢が自然でどこにも力みがなく、出てくる音は穏やかで豊かで心が洗われるようです。
曲が終わってもすぐ拍手する人はいません。皆感動に酔いしれてすぐには身動きできないのです。

LFKZ(フランツ・リスト室内管弦楽団)も相変わらず見事なアンサンブル。
このオケもとても温かい優しい音を出します。
ああ、また聴きたい! 今後もずっと聴き続けたいオーケストラです。
by ballade4fmoll | 2009-04-02 03:01 | 音楽 | Comments(12)
Commented by りぽっち at 2009-04-02 12:20 x
おお〜、うらやましい!
ペレーニのハイドンですか。いいなぁ!私もブダペストに住みたいです〜。
ペレーニは2月に日本に来て、トッパンホールでリサイタルがあったのですが、かなり早い段階で完売になってしまったみたいで、私はチケットを取り損ねてしまいました。確かその後N響ともドボコンやったはずです。

ペレーニの60歳記念コンサートは、シフとの共演のが先日ワーナーからDVD出ましたけど、ほんとに素晴らしくて何度もくりかえし見ています。特にベートーヴェンのA-durのソナタは涙モノ!

さて、いよいよ明日ペナントレース開幕ですね。甲子園も新しくなったみたいですけど、カープファンの私はMAZDAスタジアムの試合が待ち遠しいです!
Commented by ballade4fmoll at 2009-04-03 04:10
りぽっちさん
ペレーニのハイドン最高です!!! もう聴いていて涙が出そうでした。
日本のリサイタルでは何を弾いたのでしょう。
N響とのドヴォコン、TVで放映されないのでしょうか。

シフとのDVDお持ちなんですね。
シフトペレーニのデュオは本当に素晴らしいです。
この二人は毎年テーマを決めてコンサートをしていて、私も何度か聴いたのですが、もう言葉に表せない美しさ。泣けてきます。

ペナント開幕ですね。このブログが野球ブログに変身する時期がやってまいりました。(笑)
Commented by omuroninnnaji at 2009-04-03 07:54
すごいですね、音楽の文化って
いよいよ、今夜開幕です
Commented by がんもどき at 2009-04-04 17:53 x
 ハイドンといえば、高校1年の時音楽の時間に聴いた「交響曲45番」を思い出します。
 覚えてますかー?(^^;
 今年はハイドンさん没後200年なんですね!
 ワタシが鮮明に覚えているのは、大学卒業間際(J.S.Bach生誕300年の年)に、例の「みゅーず」で彼の曲を片っ端からリクエストしまくったこと…ぐらいかな。
 …全然日記の主旨とは違うコメントをしてしまいました…(^^;
 ごめんちゃい…
Commented by ballade4fmoll at 2009-04-04 21:56
omuroninnnajiさん
初戦は「さすがアニキ!」の一言に尽きますね。
今日のことは忘れて明日や明日!!!
Commented by ballade4fmoll at 2009-04-04 22:23
がんもどきさん
ハイドンの交響曲45番「告別」ですね、もちろん覚えてますよ!
いろいろ聴き比べましたよね~、ああ懐かしい!
思えばあの授業から私の聴き比べオタク生活が始まったように思います。
あの曲の舞台となったエステルハージの離宮はハンガリーにあります。
そこを訪れた時、頭の中で第4楽章が鳴りましたよ。
わざとガタガタ音を立てて席を立つ録音もありましたね。ああ懐かしい。
Commented by cayiu at 2009-04-04 22:49 x
はじめまして。
時々覗かせてもらっていたのですが、ペレーニさんの名前を見て、初めてコメントさせて頂きます。

私もペレーニさん、大好きなんです!
以前TVで見て、一目惚れしてしまいました!
演奏しながら時々微笑む姿がすごく優しくて、
あ〜、この人は本当にチェロが大好きなんだな〜って思いました。

音は、艶のある美しい音と言うよりは、
木の楽器独特の、暖かみがあって味のある音って感じがします!

そんなペレーニさんの演奏が彼の母国で聴けるなんて、本当に羨ましいかぎりです!!


二月のN響のドヴォコン、聴きに行きました。
なんとなく、指揮者とオケの馬が合ってない気がして、
心無しかペレーニさんも不安そうに指揮を見ている気がしたのですが(あくまで私の勝手な感想ですが・・・)、でも演奏はすごくステキでした♪

TV放送は5月にあるみたいですよ。
Commented by ballade4fmoll at 2009-04-04 23:20
cayiuさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
おお~、ペレーニのファンなんですね! ようこそお越し下さいました!

>演奏しながら時々微笑む姿がすごく優しくて
ああ、わかります! 本当にチェロが好きで好きでたまらない感じがしますよね。
御自身がチェロを愛する強い気持ちがじわじわっと客席の我々にも伝わってきて、深い感動で満たしてくれますね。
音色も優しくて温かくて、聴いていると本当に幸せな気持ちになります。

ドヴォコン聴かれたのですね。
5月にTV放送ですか。早速母に録画してくれるように頼みます。
情報ありがとうございました。

また遊びに来て下さいね♪
Commented by さえ at 2009-04-08 18:52 x
はじめまして!
「ペレーニ」と「ハンガリー」というキーワードであちこちネットサーフィンして、こちらを見つけました。
以来、ちょくちょくお邪魔しています。

ペレーニさんのハイドン、素晴らしかったでしょうね!
N響の定期公演のドヴォコン、先月BSで放映されたのを観て、ただただ感動しました。
本当はナマで聴きたかったです。

先日、息子のチェロの先生が、レッスンのあとで、還暦記念のコンサートのDVDをみせてくださり、すっかりペレーニの大ファンになりました!
バラードさんは、リスト音楽院のホールで、このコンサートを聴かれたのですね!!!
ペレーニさんのチェロはもちろんですが、リスト音楽院のホールもステキですね。
いつかチャンスがあったら、リストのホールでペレーニとシフの演奏を聴いてみたいなあと、夢見ています。
Commented by ballade4fmoll at 2009-04-08 23:46
さえさん
はじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます。
ペレーニファンの方のコメントは本当に嬉しいです。
日本では今ひとつ知名度が低いと聞いて残念に思っていたので、さえさんやcayiuさんと思いっきり語り合いたい気分です!

私はチェロの専門的なことは全くわからないのですが、ペレーニって弓のどの部分でも、アップでもダウンでも同じ音を出せる---これは神業と呼んでいいほどのテクニックだそうですね。
技術をひけらかすことなく、丁寧に音楽を作ってご自身も楽しみ、聴き手を幸せな気持ちで満たしてくれる素晴らしい演奏家です。

いつかハンガリーにもお越し下さいね。リスト音楽院のホールは内装も音響も素敵ですよ♪
Commented by はな at 2009-04-19 01:30 x
はじめまして!
昨年から今年にかけてネットのバルトークラジオで流れた、シフとの共演のペレーニ還暦記念コンサートを聴いているうちに、すっかりペレーニファンになってしまった者です(初めはシフ目当てで聴いていたのですが...)。

>変な表現ですが、演奏する姿を見ていると、チェロに手足が生えて「私の音を聴いて下さい」とチェロが歌っているような感じ。楽器の持つ一番良い音を出すお手伝いをペレーニがしている、とでも言いましょうか。とにかく姿勢が自然でどこにも力みがなく、出てくる音は穏やかで豊かで心が洗われるようです。

本当におっしゃる通りですね。豊かで温かい音で心を満たしてくれます。
2月のトッパンホールリサイタルに行きましたが、僅かな弓の動きなのに朗々とした旋律が流れ出て、楽器が勝手に鳴っているような錯覚に陥りました。
しかしなんとうらやましいことでしょう! リスト音楽院でペレーニ&シフとは!! 
このお二人、今年はどんなテーマでなさるのでしょうか、楽しみですね、また是非レポートして下さい!
Commented by ballade4fmoll at 2009-04-19 22:36
はなさん
はじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます。
ペレーニのチェロって本当に素晴らしいですね♪
私はその昔(約30年前?)ラーンキ目当てで聴きに行ったコンサートでペレーニの虜になりました。
日本では知名度が低いと聞いていたのですが、ファンの方がたくさんいらっしゃるようで嬉しいです。

>楽器が勝手に鳴っているような
本当にそうですよね。ペレーニは楽器の持つ音を存分に引き出して、楽器も大喜びで歌っているように感じます。
シフとのデュオは大人気でなかなかチケットが取れないのですが、また聴きに行けたら感想を書きますね。


ハンガリー人の夫とブダペストで暮らす関西人のひとりごと


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