エフゲニー・キーシン&クレメラータ・バルティカ

ウィーンのコンツェルトハウスでキーシンを聴いてきました。

プログラム
モーツァルト:ピアノ協奏曲 d-moll K 466 (1785)
ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲 op. 10

   *******

プロコフィエフ: 交響曲第1番(古典交響曲) Op.25
モーツァルト:ピアノ協奏曲 B-Dur K 595


かつての神童キーシンが神童モーツァルトをどう弾くのか!
会場のコンツェルトハウスも今回初めてだったので非常に楽しみでした。

~コンツェルトハウスについて~
チケットはコンツェルトハウスのHPからオンラインで予約出来ます。
このチケットはコンサート開演1時間前から終演2時間後まで公共交通機関の切符としても使えるそうです。
いいアイディアだと思いませんか? 「お車でのご来場はご遠慮下さい」と呼びかけるならこれくらいしないといけませんよね。
頑張れブダペスト!
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コンツェルトハウスは以前観たLa Pianiste(邦題「ピアニスト」)という映画の舞台でもあります。
この映画、ハンガリー語タイトルは「A zongoratanárnő(ピアノ教師)」で、こんな宣伝ポスターだったし(→)、年上のピアノの先生と若い男子学生の禁断の恋、すごくロマンティックなお話に違いないと思い込んで観に行ったら・・・
確かに先生と生徒の恋愛なんですけど、幼い頃からピアニストになるべく母親に厳格に育てられた主人公のピアノ教師の屈折した恋愛感(というか性癖)がかなりショッキングでした。
随分前に映画館で一度観ただけ、DVDも持っていませんが、一生忘れられない映画です。


おっと、話が逸れてしまいましたね。
コンツェルトハウスのロビーとロビーに鎮座するベートーヴェン様です。
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ホールはリスト音楽院の大ホールやワルシャワのフィルハーモニアと同じくらいの規模で、素晴らしい音響です。
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天井のシャンデリアも見事です。
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クレメラータ・バルティカは10年近く前、まだ結成間もない頃にブダペストで聴きましたが、あの頃は「クレーメル先生と弟子達」といった感じを受けました。
今回はクレーメル抜きでキーシンとの共演。どんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか。

最初の曲、K.466の冒頭から、モーツァルトというよりブラームス? チャイコフスキー?
非常に重厚な音で、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルみたいです。(古い喩えやな~)
重厚なオケに対して淡々と弾くキーシン。この人は間違っても「指揮に専念したい」とは言わないと確信しました。
指揮者のいない室内オケを相手に、自分の意のままに動かすのではなく、寄り添って共に音楽を作り上げる---キーシンはあくまでもピアニストであり、今後もピアニストであり続けるでしょう。
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キーシンは10代の頃にK.466を録音しています。(このCD集に収録されています→)
今回の演奏はこのCDと比べて基本的な音楽作りは変わっていませんが、ややゆっくりめのテンポです。
一つ一つの音を大切に、丁寧に弾くキーシンを聴きながら、お花の先生の言葉を思い出しました。
曰く「花と花の間の空間を大切に」、つまりバランスを考えて、それぞれの花を生かすだけでなく空間も生かす。
空間が無限の広がりになるか空虚なスペースになるかは生け方次第。
それと同様に、キーシンの演奏は休符にも細心の注意を払っていて、音がますます生きるんです。絶妙でした。

ブリテンの弦だけの天上に舞うような素晴らしい音、プロコフィエフの豊かな響き、クレメラータ・バルティカは現在最高のオケの一つだと思います。
ただ、モーツァルトにしてはちょっと濃すぎるように思いました。
キーシンももっと激しい演奏をすればよかったのかなあ? でもそれだとモーツァルトからかけ離れてしまうし・・・。
素晴らしいソリストと素晴らしいオーケストラが共演しても、必ずしも素晴らしい演奏になるとは限らないようです。

こう書くと演奏に満足出来なかったように受け取られるかもしれませんが、そんなことはありません。
本当に夢のような一夜でした。今でも耳の奥に音が残っています。
ただ、キーシンとクレメラータ・バルティカの目指すモーツァルト像に僅かの違いがあったような気がするのは素人の耳のせいでしょうか。

K.595の後でキーシンがアンコールを2曲演奏しました。
曲目はなんと! モーツァルトのトルコ行進曲とショパンのマズルカOp.67-4です!
感慨深かったですね~。
というのも以前キーシンが「落ち着いたしっとり聴かせる曲を弾きたいけど、超絶技巧を求められるので、アンコールの最後は華やかな曲を弾きます」と言って顔をしかめていたからです。
「華やかな曲」は先生のお達しだったようですが、最近やっとキーシンの意思が通るようになったんですね~。
トルコ行進曲のf-mollの部分は美しくて涙が出そうでした。
ショパンのマズルカも自然で切なくて、もっともっとキーシンのショパンが聴きたいと思いました。
(来年のリサイタルではショパンのポロネーズとエチュードを弾きますよ。楽しみ~♪)

だらだらと書きましたが、最後にミーハーネタです053.gif
去年もウィーンにリサイタルを聴きに行きました。その時の記事はこちらですが、あの時お隣に座っていた方々が今回は私の前の列にいるではあ~りませんか!!!
相変わらず演奏中にひそひそ話。なにしゃべってるんやろ~?
キーちゃんはやっぱりチラチラ見てたし。

そして!
休憩後のプロコの演奏が始まってもお母さんは現れず、カントール先生だけが座っておられました。
「あの~、お母さんどうされたんですか?」と聞きたいのはやまやまだけど(ミーハー)我慢、我慢。
すると、プロコの演奏が終わってK.595が始まる直前にお母さん着席。
今まで楽屋で「キーちゃん頑張ってね」とでも言ってたのかなあ?
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by ballade4fmoll | 2008-06-17 04:44 | 音楽 | Comments(22)
Commented by rbhh at 2008-06-17 05:28
ご無沙汰してます!素晴らしい演奏会だったんですね・・。実は今月初めにまったく同じプログラムでハンブルクにもいらしたのです。行けませんでした(泣)。

ちょうど1年ほど前に、初めてコンツェルトハウスに行ったので、とーってもなつかしくなりました。私も映画の『ピアニスト』観ましたが、コンツェルトハウスが舞台になっていたとはまったく知りませんでした。そう言われてみればそうですね。。貴重な情報どうもありがとうございます!あれは、実に衝撃的な映画でした。私も公開された当時に一回観ただけですが、あの衝撃は今でも忘れられません。。

「花と花の間の空間を大切に」という言葉、深いですねぇ。。休符についてのバラードさんのお言葉、とっても勉強になりました。歌うとき、休符を粗末に扱っているので猛反省してます。
Commented by とらねこ at 2008-06-17 07:00 x
当然ですけどキーシンの演奏は素晴らしかったのですね。
良かったですね。
おっしゃるように、休符を大切に演奏する、すなわち「間」を演奏するのって、言うが易しでしょうけどこれ次第ってとこありますよね。
ぜひ当地にも来てくださるようお祈りします(笑)

コンツェルトハウスは室内楽好きの殿堂なんですよ。それなのに行ったことのない私って・・・。実に羨ましいです。
Commented by omuroninnnaji at 2008-06-17 07:53
行ってみたいな、そんな、ところへ
Commented by ちょろ at 2008-06-17 13:56 x
キーシンやっぱり素晴らしかったのですね。
私にとっては、いろいろな思い巡るキーシン。
結局ヨーロッパ滞在中には一度も聞けずじまいでした。

来週の月曜日はまたまたマエストロ・ポリーニ
しかも発表された曲目はオールショパンです~!!
私会場で倒れるんじゃないかと、ちょっと心配なぐらいですね。
Commented by humika at 2008-06-17 22:37 x
はじめまして、humikaと申します。ウィーンでのKissin,モーツァルトコンチェルト気になっていたので感想をお聞きすることができてとても嬉しく思いました。
2003年来日時からKissinの大ファンになり去年もザルツブルク音楽祭等に行きました。本当に素晴らしかったです!!
学生時代ウィーンに住んでいたのでKonzerthausのお写真もなつかしいです。毎週のように友人達とコンサートを聴きに来ていました。今ではいい思い出です。
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-18 04:36
rbhhさん
やはり御覧になってましたね、『ピアニスト』!
あれは衝撃的ですよね~~~!
随分前に観たので細かいところを忘れているし、また観たいような観るのが怖いような・・・。
ホールはもちろん、クロークとかお手洗いとかチェックしましたよ。(笑)

休符については偉そうなことを書きましたが、私自身は全然ダメで、いつも疎かにしています。
今回キーシンを聴いて改めて音符と同様に休符も一つ一つ大切に扱わなければと思った次第です。
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-18 04:44
とらねこさん
キーシンもクレメラータ・バルティカも素晴らしい演奏でした。
最高級のお料理と極上のワインでもてなされて「ああ~、もうお腹いっぱいです~、これ以上飲めません~!」と嬉しい悲鳴を上げつつも、お料理とワインの取り合わせが贅沢すぎて、さらっとお茶漬けが食べたくなる・・・そんな感じです。(どんな感じや?)

コンツェルトハウスは内装も音響も素晴らしかったです。
今度はバロック音楽をじっくりと聴きたいなあ~と思いました。

そうそう、キーシン12月にミラノでリサイタルの予定ですよ。
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-18 04:45
omuroninnnajiさん
関西にもシンフォニーホールや西宮北口の芸術文化センターなど、いいホールがありますよ~♪
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-18 04:49
ちょろさん
キーシンは本当に素晴らしかったです。
曲のせいかもしれませんが、内省的で一つ一つの音を丁寧に作り上げていて、昔私が勝手に持っていた「超絶技巧だけど機械的」なイメージは完全に崩れ去りました。

ポリーニのオールショパン! 楽しんできて下さいね。
またお話聞かせて下さい♪
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-18 04:56
humikaさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
素人の戯言なのでお恥ずかしいですが、当日の雰囲気が少しでも伝わったら嬉しいです。
私もキーシンファン暦は浅くて、数年前にウィーンでシューベルトのB-dur(D.960)を聴いて以来です。
デビュー当時は「ロボットみたい」と勝手にネガティヴなイメージを持っていたのですが、実はピアノを歌わせる非常に叙情的なピアニストですね。
ウィーンにお住まいだったなんて羨ましいです! 音楽が生活に溶け込んでいる素晴らしい街ですね。
老後はウィーンで音楽三昧の生活をしたいと夢見ていますが、宝くじが当たらないと無理そうです・・・。
Commented by lontom at 2008-06-18 05:26
お久しぶりです!お元気でしたか?
こういう建物ってほんとうに品があって写真みているだけでなんか豪華な気分になれますね。この素敵な場所で素晴らしいピアノをお聴きになれるのってほんと贅沢な時間ですね。

ご主人のお荷物のお話...おかしかったです。
Commented by Melody at 2008-06-19 01:19 x
キーシンのモーツァルトの協奏曲、どんなかなぁ。
20番の方は、その昔、映画に使われた曲かしらん?
ショパンコンクールでのブーニンが衝撃的で、その後、
キーシンや、さまざまなロシアの奏者が出てきて、
天才ばかりで、なんだかみんなテクニックばかり!と勝手に
思いこんでいました。で、ある時キーシンを聞いて、それが
間違いだったと・・・。思いこみってつまらない事ですねぇ。

「ピアニスト」は未見です・・・。ちょっと気になるなぁ。
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-19 03:38
lontomさん
このホールは見た目も綺麗ですが、音響が実に素晴らしくて感動しました。
日常の雑事を忘れて別世界に行ったような気持ちになれます。
こういう時間を過ごせるのは本当に贅沢ですね。

夫の荷物は本当に困るんですよ~! 
せめて荷造りは自分でして欲しいです。(彼は口だけで実際に動くのは私です)
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-19 03:50
Melodyさん
モーツァルトの20番は映画「アマデウス」にも使われていますよ。とてもドラマティックな曲です♪
ショパンコンクールのブーニン!!! 覚えてますよ~!
猫のワルツを超高速で弾くのを聴いて「すごいテクニック! でもロボットみたい」と思いました。
キーシンは初来日の時まだ10代で、見た目は幼いのにリストやプロコフィエフをバリバリ弾くし、あのカクッ、カクッとしたお辞儀に騙されて「ロボット軍団の一味」だと思い込んでいました。
当時の録音を聴くと叙情的でピアノを歌わせて素晴らしい演奏なのに、思い込みとは恐ろしいものですね~。

「ピアニスト」、まだなら是非一度御覧下さいませ。
Commented by bbwan at 2008-06-19 20:02 x
演奏の様子をうまく表現されていまうね。 

去年のミーハーネタは私のなかでとっても受けたので、今回は?と思ってたら、やっぱりいらしたのですね。
ちら見するキーシンさん、遅れて着席されたおかあさん。 楽屋にいっていたんでしょうかね。
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-20 03:43
bbwanさん
まさか2年連続でお隣の席なんてあり得ないよね~、と思っていたら、お隣ではなく前の席に座ってらしたのでビックリしました!
私って縁があるのでしょうか?(笑)
お母さんと先生が常に視界に入るので気になって気になって・・・。
ぎりぎりまで楽屋で「キーちゃん、しっかりね。ママがついてるわよ」と言ってたのかな~、なんて勝手に想像してしまいました。
Commented by jupiter at 2008-06-20 11:31 x
情熱大陸で庄司紗矢加(漢字間違えたかも)さんが、パガニーニに優勝してから”超技巧派”って肩書きがついて凄く嫌だったと何度も話してたのを思い出します~『だって正確だけならコンピューターやロボットでいいじゃないですか・・・・』そんなようなこと言ってたなぁ~~
全然分野は違うけど、フィギュアスケートでも荒川静香のツゥーランドットはテクニックは勿論だけど、それを超える行間の何かがあったと思います~~人間てやはり凄いと思う瞬間でした。
秋にクレーメル付きのバルティカ来日なんで、行く予定です。
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-21 05:07
jupiterさん
庄司さんも「技巧派」のレッテルを貼られたんですね。
すごい技巧に圧倒されて、その先にあるものが見えないことがありますよね。
難曲を弾くよう求められ、テクニックだけを褒められるのは演奏家にとっては不本意でしょうねえ。
庄司さん、まだ実演を聴いたことがないのでいつか聴きたいです。
クレーメル付のバルティカ、いいですね~♪
秋に日本に帰りたいです。
Commented by jupiter at 2008-06-21 13:07 x
>クレーメル付のバルティカ、いいですね~♪
秋に日本に帰りたいです。

阪神の優勝が決まる頃ですなぁ~~good idea?
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-21 19:25
jupiterさん
阪神の優勝が決まる頃!!!
9月にクレメラータ・バルティカ聴いて阪神優勝の瞬間を見て
10月はCS、11月は日本シリーズあ~んどツィメ様♪
(長い帰国プランや)

ああっ、でもクレメラータ大阪公演の頃、ブダペストでブレンデルのさよならコンサートがぁぁぁあああ~~~!
Commented by ユウカ at 2008-06-24 00:24 x
バラードさん、ご無沙汰しております。

「ピアニスト」観ましたよ!
銀座の映画館で、たった1人で(爆)
だって、ホレ、お友達とワイワイ言いながら観る映画じゃないし…
そういえばウィーンが舞台でしたね。
内容もモニョモニョで^^;
プログラムの表紙もポスターと同じなので、その辺にポンと置けなくて困りました~

キーシンはまだ生で聴いたことがありません。
私もロボット君の印象が…
歳を重ね、演奏にも変化が現れているのでしょうか?
やはり先入観で決めてしまうのは良くありませんね。
コンサートに行ってみたくなりました。

それから↓の池田先生の漫画、
「おにいさまへ」、「桜京」、懐かしいです!
サンジュストさま~(笑)
「章子のエチュード」も加えて下さい!
Commented by ballade4fmoll at 2008-06-24 19:35
ユウカさん
お久しぶりです。いかがお過ごしですか?
「ピアニスト」ご覧になりましたか~!
ユウカさんは事前に内容を御存知だったのですか?
私は全然知らなくて、ロマンティックなお話だと信じ込んでいたのでショックでした。

キーシンは数年前に生で聴くまではずっと「聞かず嫌い」でした。
もっと早くから聴いておけばよかった、と後悔しきりです。
ユウカさんも機会があれば是非聴いてみて下さいね。

「章子のエチュード」懐かしすぎます~~~!


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