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偽札事件

いつも行くスーパーのレジでの出来事。
私の前に並んでいた人が支払うと、レジの人は渡されたお札を何度も何度も触って「少々お待ち下さい」と言い残して奥の事務所に消えました。

レジの調子が悪いのかな? あ~あ、また待たされる・・・と心の中でぼやいていたら、すぐに店長と思しき人と戻ってきて

「大変申し訳ないのですが、これは偽札なので受取れません」

と言うではありませんか!
そのお札で支払った人は「えー! これは別のお店でお釣りにもらったお札よ。まさか偽札だなんて!」と取り乱していましたが、店長さんは「お客様、恐れ入りますが間もなく警察が来ますので、どのお店でこのお札を受取られたか話していただけますか? お忙しいのに申し訳ありませんがご協力お願いします」と言って、そのお客さんを事務所に案内しました。

ひょえ~~~!
偽札事件がまさか自分の目の前で起こるとは!
レジの人も興奮して、私に向かって「手触りがちょっと違ってたのよ。おかしいと思って事務所で調べてもらったら案の定偽札じゃない! そういえば色もちょっと違ってたわ、でもやっぱり手触りよ、手触り!」と説明してくれました。

私だったらお釣りに偽札が混じっていてもきっと気がつかないだろうなあ。
だって、私の目の前で起こった偽札事件、私にはいたって普通の1000フォリント札にしか見えませんでしたよ。
手触りで違いがわかるとも思えないし・・・。
レジ係の人はさすがにいつもお金を扱っているから、微妙な手触りの違いで偽札を見抜くんですね。すごいです! 恐れ入りました!
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by ballade4fmoll | 2006-08-30 03:39 | ハンガリーあれこれ | Comments(16)

ヒラリー・ハーン&チェコ・フィル

昨夜は久しぶりにコンサートに行ってきました。

ドボルザーク
序曲「謝肉祭」
ヴァイオリン協奏曲イ短調
交響曲第9番「新世界より」

ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)
指揮:ズデニェク・マーカル(Zdeněk Mácal)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

どうです、このプログラム!
チェコフィルは子供の頃から大好きなオーケストラ。
かつてはドボルザークも指揮したこのオケとヒラリー・ハーンの共演、夢のようです。

ヒラリー・ハーンを生で聴くのは初めてでしたが、繊細で丁寧な音作りが素晴らしかったです。
一緒に行った人が「ピアニストで喩えるならマリア・ジョアン・ピリス」と言いましたが、まさに言いえて妙。
彼女の演奏を嫌う人はいないでしょう。じわじわーっと魅力が体中にしみこんでくるような感じがしました。

演奏が済んで主催者から花束を贈られると、即座に一輪抜き取って指揮者に、もう一輪をコンサートマスターに渡していました。
すごい才能なのに全然気取らなくて(天才は気さくな方が多いようです)、終演後はロビーでサイン会があり、ファン一人一人にはちきれそうな笑顔で接していました。
その時の一枚↓
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さて、後半の「新世界より」。
この名曲は子供の頃からレコード(歳が・・・)やコンサートでもう何度聴いたことでしょう。
チェコ・フィルのレコードもノイマン盤を擦り切れるほど聴いたものです。
よく聴いて知り尽くしているはずのこの曲も、チェコ・フィルの手にかかると新たな魅力をさらに発見。
学生時代に訪れたボヘミアの山々が目の前に浮かび、最後の音が鳴り終わった瞬間、聴いているこちらも完全燃焼。
しばしボーっとして拍手が出来ませんでした。

それにしてもチェコ・フィル、弦はもちろん管が素晴らしい!!
また近いうちに聴きたいです。ブダペストではなかなか機会がなさそうなのでプラハに聴きに行きたいな~♪
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by ballade4fmoll | 2006-08-27 04:12 | 音楽、観劇 | Comments(6)

The day after...

大嵐の花火大会から一夜明けて、今日は穏やかなお天気でした。
でも嵐の爪痕は至る所に残っています。

以前このブログでもご紹介したアカシアの枝が折れていました。
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折れた枝を処理する清掃局の人。
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今朝はこんな光景があちこちで見られました。

先程のニュースによると、気象庁が警報を出していたのに、花火関係者は事前にチェックせず、警報発令を知ったのは花火大会が終わってからだとか。
ちゃんと確認していれば、花火大会が中止になってあれだけ多くの被害者は出なかったかもしれないと思うと歯がゆいと言うか腹立たしいと言うか・・・。
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by ballade4fmoll | 2006-08-22 03:27 | ハンガリーあれこれ | Comments(10)

聖イシュトヴァーンの日

8月20日は聖イシュトヴァーンの日(建国記念日)でした。
(ちなみにハンガリーでは日曜と祝日が重なっても振り替え休日はありません・・・)

各都市で色々な催しが開かれましたが、ブダペストの目玉は午後のドナウ川上空航空ショーと夜のドナウ川花火大会。
どちらもテレビで見ましたが、我が家はドナウ川に近いので航空ショーは飛行機の爆音が窓の外から聞こえてきてすごい迫力でした。

しかし今年の花火大会は大変でした。
天気予報で「夜は嵐」と言っていましたが、まさに花火大会が始まった午後9時直後に大嵐!
テレビの画面は水滴で何も見えなくなるし、窓を閉めても花火と雷の音が聞こえてきて不気味!

この花火、今年1月から準備して全てコンピューター制御、いったん開始すると途中で止められないようなのです。
大嵐の中を逃げる人々、強風でまっすぐに打ちあがらない花火・・・そして花火大会が終わると同時に聞こえてくるのは救急車のサイレンの音。
強風で窓や看板が飛ばされたり街路樹が折れたり、怪我人ばかりか命を落とされた方もいるようです。

今朝、我が家の近くの街路樹が折れているのを発見。
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とにかくすごい嵐でした・・・。
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by ballade4fmoll | 2006-08-21 17:43 | ハンガリーあれこれ | Comments(8)

古いピアノ

先週末はまたチェリストさん宅で室内楽の合わせでした。
前にも書いた通り、彼の趣味は楽器製作。愛用のチェロはもちろん自作だし、珍しいバロック楽器も手作り。
そればかりではなく古い楽器の修復も行います。

先日は工房を見せてもらいました。そこにはこんなピアノが!
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18世紀半ばに作られた古いピアノで、鍵盤は85鍵(最高音はCではなくAです)、木製フレーム*、ウィーン式アクション**、美しい彫刻入り譜面台、そして譜面台の横の赤い円形のものは燭台・・・日本なら博物館入り間違い無しのピアノがちゃんと弾ける状態になっていました。

(*フレームについてはヤマハ、**アクションについてはカワイのHPに詳しい説明があります)

早速弾かせてもらったら・・・あれ? ちょっと変?
なんでも木製のフレームで弱いので現在の標準ピッチ440Hzではなく420Hzで調律してあるとのこと。
20ヘルツも違うと、押している鍵盤と聞こえてくる音が全然違って不思議な感覚でした。
(Fを弾いているのに響く音はEのような・・・)
440Hzに調律出来ないわけではないらしいのですが、自分は調律の専門家ではないので無理はしたくないとのこと。ふ~む・・・。

追記
1939年のロンドンでの国際会議で標準ピッチを440Hzにすると決められたそうです。
このピアノが作られた18世紀半ばのピッチは今より低く、410~420Hzだったとか。
もし昔の作曲家が今のピッチでの演奏を聴いたら「勝手に移調するな」と怒ったかもしれませんね。


ちなみにこのピアノは売りに出すそうです。
もしこの記事を読んでこのピアノに興味を持たれた方は御連絡下さい。
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by ballade4fmoll | 2006-08-17 04:18 | 音楽、観劇 | Comments(5)

いただきます

先月は口を開けば「暑い」とか「今年は異常気象だ」と言っていましたが、8月に入って急に涼しくなり、今日の最高気温は20度前後でした。
夏と言えば冷たいフルーツスープが定番ですが、今日は体を温めるべく鶏一羽丸ごと入りスープを作りました。

慣れたとはいえ、頭を落とす瞬間はあまり気持ちのいいものではありません。
いつも心の中で目の前の鶏と神様を拝みながら包丁を入れます。

ところで日本では「親が給食費を払っているのだから『いただきます』と言う必要はない」と言う人がいるとか。
最初に聞いた時は驚きのあまり眩暈がしそうになりました。

私達が生きていくためには他の生き物の命をいただかなければなりません。
命を与えてくれた生き物へ感謝の気持ちを込めて「いただきます」と言うのに、「給食費を払っているから言う必要なし」とはなんと情けない!

ただ、日本では肉も魚もきれいに処理されてパックされているので、「他の生き物の命をいただいている」と実感しにくいのは事実ですね。
便利になるのは素晴らしいことですが、そのせいで大切なことが忘れられていくのは残念です。
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by ballade4fmoll | 2006-08-14 04:48 | 食べ物 | Comments(12)

直行便

観光でブダペストに来られた方と少しだけお話しする機会がありました。
今夜の便で日本に帰るとおっしゃったので、どこ経由かお聞きしたら「関空まで直行です」とのこと。
そういえば、5月に一時帰国した時に「直行便で行くウィーン、プラハ、ブダペスト」のツアー広告を見たのを思い出しました。
この夏、JALが成田、関空、名古屋とブダペストを結ぶ直行チャーター便を何便か運行したそうです。
ずいぶん前からハンガリー・日本の直行便の話が出ているのですが、JALのチャーター便が飛ぶのなら、そろそろ直行定期便の就航も近いのでしょうか?
ああ~、直行便があるといいなあ~!

ブダペストから日本行きの直行便はないので、いったんフランクフルトやパリ、アムステルダム等に行き、そこで日本行きの便に乗り換えます。
家を出てから実家に着くまで丸一日かかるでしょうか。とにかく疲れます。

でも、昔は伊丹から成田に行って、そこからアンカレジ経由ヨーロッパ行き、そしてまた乗り換えてブダペストでしたから、それに比べるとずいぶん楽になりました。
そういえば学生時代はアエロフロートでモスクワ経由、魔のトランジットホテルに1泊したり、大韓航空でソウル、アンカレジ経由や南回りなど、お金をかけずに時間をかけたのも懐かしい思い出です。

懐かしいですが、今あの長旅をする自信はありません。
直行便の一日も早い就航を首を長くして待っています。
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by ballade4fmoll | 2006-08-12 03:41 | Comments(8)

市長選

10月1日に市長及び市議会議員の選挙があります。
私はハンガリー国籍ではないので国政選挙の参政権はありませんが、ハンガリー永住権を持っているので地方選挙の選挙権はあります。
先週、選挙の案内が届きました。

ブダペストの現市長デムスキー氏は、体制変換後の1990年に当選以来4期を務め、この度5期目に出馬の予定です。
(いくらいい市長さんでも、こんなに長くやっているといろいろ癒着とかあるんじゃないの~?)

新型トラムが故障続きで運行停止になったと先日書きましたが、野党は「税金の無駄遣い」とか「市長選にむけて点数稼ぎすべく突貫工事をさせた」などと攻撃しています。
実際のところはどうなのか、今まで市報や区報はほとんど読まなかったのですが、ちゃんと読んで勉強し、投票日には清き一票を投じたいと思います。
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by ballade4fmoll | 2006-08-08 03:40 | ハンガリーあれこれ | Comments(4)

クイントン

f0021504_4154020.jpg今日はチェリストさん宅で室内楽の合わせでした。
以前にも書きましたが、チェリストさんの趣味は楽器製作
今日は「クイントン」という非常に珍しい楽器を見せていただきました。
(←左の写真です)

見た目はヴァイオリンのような楽器。
大きさは小ぶりのヴィオラくらいです。
でもヴィオラではありません。

さて、どこが珍しいのでしょう?

よく見ると弦が5本(↓)
f0021504_4481071.jpg

クイントンとはQuint(5)+Ton(音)=Quinton、つまり5弦の楽器という意味だそうです。
弦は上からE、A、D、G、Cで、ヴァイオリンとヴィオラの音域で、1700年代にはよく使われたそうですが、今では全く演奏されなくなりました。
この楽器はチェリストさんの手作りですが、ハンガリーにもう一台あるクイントンは博物館所蔵だそうです。

ちょっとだけ弾かせてもらいましたが、弦が5本もあるので弓の角度が(私には)難しく、つい隣の弦まで一緒に鳴らして不協和音の連続でした。(恥)
でも慣れると、音域も広いしいろいろな曲を弾けて楽しめそうです。
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by ballade4fmoll | 2006-08-06 05:00 | 音楽、観劇 | Comments(7)

ラルゲット

昨秋ワルシャワにショパンコンクールを聞きに行ったことは以前にも書きました。
空港まで迎えに来てくれた友人に、「明日はあなたにとって大切な人のお墓参りに行きましょう」と言われて、一体誰のお墓なのか心当たりがなくきょとんとしていたら

「ショパンは誰にラルゲットを捧げたか知っている?」

ラルゲットとはショパンのピアノ協奏曲f-mollの第2楽章のこと。
「誰にって、コンスタンツィア・グワドコフスカ(Konstancja Gładkowska)でしょう? それがどうかしたの?」と聞き返すと、「そのコンスタンツィアのお墓がどこにあるかわかったの。だから一緒にお参りしましょう」
その言葉を聞いて「きゃ~!!」と大騒ぎしたのは言うまでもありません。

コンスタンツィア・グワドコフスカはワルシャワ音楽院声楽科の学生で、ショパンの初恋の人だと言われています。
内気なショパンは告白することも出来ないままワルシャワを去り、その後一生ポーランドの土を踏むことはありませんでした。
初恋の人を想って作曲したラルゲットは甘く切なくて、聴く度に胸がキュンとします。

そのコンスタンツィアのお墓はワルシャワとウッジ(Łódź)の間にあるBabskという小さな村にあり、墓碑には「ショパンのミューズ」と刻まれていました。
f0021504_4184763.jpg

確かに、彼女がいなければラルゲットその他ショパンが初恋の人に捧げた曲は生まれなかったかもしれません。

余談ですがクリスティアン・ツィメルマンも1999年にショパン生誕150年を記念して創設したポーランド祝祭オケのメンバーを伴ってコンスタンツィアの墓を詣でたそうです。
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by ballade4fmoll | 2006-08-02 04:21 | 音楽、観劇 | Comments(14)


ハンガリー人の夫とブダペストで暮らす関西人のひとりごと


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