コンサート

鶏を丸ごと煮込んだスープとフライドチキンの昼食を済ませ、日曜日の午後はコンサートに出かけました。
友人の教え子のピアノリサイタルです。
会場はケンピンスキホテルと聞いて「ホテルでリサイタル?」とちょっと不思議な感じがしました。
というのもブダペストにはコンサートホール以外にも公民館や教会など、演奏の場は数多くあるからです。

会場に着いてその理由がわかりました。
有能な若手演奏家を援助し発表の機会を与えるため、ホテルが無償で場所を提供しているからです。(もちろん入場料も無料です)

当日のピアニストはBorbely Laszlo君(ボルベーイ・ラースロー、ハンガリーでは姓・名の順に表記するのでボルベーイが姓です)、リスト音楽院の4年生。
私の友人は彼が子供の時からリスト音楽院に入るまでずっと指導したそうです。

プログラムは

バッハ:フーガの技法第5巻より抜粋
リスト:エステ荘の噴水
リゲティ:エチュードより3曲
ショパン:バラード第4番
ラヴェル:クープランの墓

でした。
リゲティは初めて聴きましたが、特に「ワルシャワの秋」のタイトルを持つ曲がドラマチックで気に入りました。
他は全て大好きな曲ばかりで、事前にリクエストした覚えもないのによくもまあこんなに好きな曲が並んでいるものだと驚きました。(笑)
アンコールにリストの超絶技巧練習曲第10番を弾いてコンサートは終了。
会場に集まった200人以上の聴衆は、若い才能の奏でる素晴らしい音色を堪能したのでした。

そういえば、ヴァイオリニストの友人はリスト音楽院在学中ずっと音楽院所有の名器を無償で貸与されていたそうです。
今回のコンサートにしろ、楽器貸与にしろ、若手を育てていこうとする活動には目を見張るものがありますね。


ところで週末はいよいよクリスマス。
街中至る所でクリスマスツリーを売ってます。近郊の森で切った木を運んでくるんですよ↓

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Rakoczi teri piac(ラーコーツィ広場の市場の前)
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# by ballade4fmoll | 2005-12-20 04:15 | 音楽、観劇 | Comments(0)

ゲテモノ食い

夫はハンガリー人、そして私たちは今ブダペストで暮らしています。
だから生活パターンがハンガリー流になるのは仕方ないこと。
日本とは違い昼食がメインになります。

昔(いつ頃?)は毎日家族揃って午後2時頃昼食をとったそうですが、今は仕事もあるのでそういうわけにはいきません。
週末の昼食が家族団欒の場となります。

バラード家は私と夫の二人家族ですが、夫は日曜日の昼食に並々ならぬ意欲を燃やし、木曜日頃から「日曜日のお昼は○○が食べたい」とリクエストします。
今日(これを書いているのは18日夜)のメニューはスープとフライドチキンだったので、昨日からスープの仕込みにかかりました。

用意するもの

鶏1羽 egesz csirke
ニンジン sarga repa 2~3本
白ニンジン feher repa/gyoker 2~3本
     (パセリの根のこと。形がニンジンに似ているのでこう呼ばれている)
タマネギ hagyma 1個
セロリの根 zeller  1個
コールラビィ karalabe 1個
にんにく fokhagyma 2~3かけ
ジャガイモ burgonya 1個
キャベツ Kaposzta 1/4~1/2個

上記を大鍋に入れて、塩、ローリエを加え、コトコト5~6時間煮込んで出来上がり!
簡単でしょう~?

さて、上にさりげなく 鶏 1 羽 と書きましたが、売ってるんですよ~、鶏丸ごと1羽!!
頭も足もついてます。
え?怖い? あらあ~、奥様、そんなことおっしゃっては立派なハンガリーマダムになれませんわよ!
もちろんもも肉や胸肉だけを買うことも出来ますし、スープ用の鶏がらも売っていますが、せっかく美味しい出汁が出るんだから丸ごと買いましょう、丸ごと!

小学校の理科の実験で魚の解剖を、「○○君やって!」と同じ班の男子に押し付けた私ですが、今ではしょっちゅう鶏の解剖をしています。
慣れれば平気ですわよ、奥様!

ただ、美味しい出汁は取れても鶏の脚や首はどうするんでしょう?

食べます!

私じゃないですよ~、夫ですよ~~!
美味しい美味しいと言って食べるんです。鶏1羽買って、彼のために追加で首と脚を何本か買うんです。
食べている姿はいくら愛する夫といえど正視出来ません・・・。

すると「鶏の脚のどこが悪い! 君なんか生きてる魚を嬉しそうに食べてたじゃないか!」と反撃されました。
日本で両親が鯛の活造りをご馳走してくれたのですが、彼には恐怖以外のなにものでもなかったそうです。
「あの時はご両親がいたから我慢したけど、本当は逃げ出したかったんだよ! それに生きているアワビを火にかけたり、蟹を生で食べたり、本当に怖かった。しみじみ異文化を実感したよ」

普段はお互いを外国人と意識することはなく、「国際結婚」と言われても「ああ、そういえばそうですね」としか思わないのですが、こと食べ物に関しては、相手を「信じられないゲテモノ食い」と決め付けています。

でも、鶏の脚ってやっぱり食べられませんよね~~~!
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# by ballade4fmoll | 2005-12-19 04:58 | | Comments(6)

ヴァイオリンのおけいこ

毎週土曜日はヴァイオリンのレッスンです。
2002年5月に一大決心をしてヴァイオリンを始めました。
ちょうどその頃友人のヴァイオリニストの伴奏をする機会が多く、もともとヴァイオリンは大好きでしたが、身近で聴いてますます魅力にとらわれたのです。
「あ~、私もヴァイオリン習いたかったな」とつぶやいたら、耳ざとい夫に「どうして過去形なの?」と訊かれました。

「子供の時からヴァイオリンが好きだったし、習いたかったの」
「だったら今から習えばいいじゃない。歳だからなんて言い訳する暇があれば始めなさい。だいたい、何かを始めるのに遅すぎることはないんだよ

んまあ~っ、わが夫にしては名言じゃありませんか!
そうです、確かに「歳だから」は禁句、いくつになってもチャレンジ精神は持ちたいもの。
それにヴァイオリンの楽譜ってト音記号で1段だけだし、弦も4本しかなくてピアノの88鍵とは比べ物にならないわ、ちょろいもんよ、オーホッホッホ・・・
と今にして思えば恐ろしい考えが頭をよぎったのも事実です。

その直後、一時帰国した際に伯父(ヴァイオリン弾き)に相談したら「それはいい、是非やりなさい」と励まされ、おまけになんと!愛用のヴァイオリンを譲ってくれました。
ここまできたらやるしかない! ブダペストに戻ってすぐ先生を探し、私のヴァイオリンのおけいこが始まりました。

しかし・・・・・・
確かに譜読みはピアノに比べて簡単です。
でもキイを叩けば誰でも音が出せるピアノとは違い、ヴァイオリンは音を出すまでが一苦労。
それ以前に正しい姿勢で楽器を構えるのが大変。あ~、あごが痛い! 鎖骨が痛い!(これは私の持ち方が悪いからです・・・)

そしてもっとショックだったこと、それは・・・・・・

愛犬が逃げたんです!!!

我が家の犬は音楽大好き犬。ピアノを弾く私の足の甲を枕に寝ころんで(こらこら、ペダル踏めないよ!)「クゥ~ン、ウォ~ン♪」と曲に合わせて歌うばかりか、夫が大音響でラップやヒップホップを聴いていても(私にはただの騒音にしか聞こえないのに)幸せそうに足元に座って一緒に聴きます。

その犬が私がヴァイオリンを弾くと別室に避難したんです!
最初は「ヴァイオリンの音が嫌いなんだ」と思ったのですが、ヴァイオリニストの友人が来ると大歓迎し、彼にぴったり寄り添って嬉しそうに聴いています。
でも私がヴァイオリンを手にすると、その瞬間さっと部屋を出るんです。

う゛~~~、悔しいっ!!
今に見ておれ、「クゥ~ン、お母さん、ヴァイオリン弾いて~!ワンワン」とおねだりされるくらい上手くなってやる~~~!

・・・・・・この愛犬が天国に行ってもうすぐ丸2年になります。
一緒に虹の橋を渡る時のBGMに「タイスの瞑想曲」が弾けるといいな、チャイコンが弾けるともっといいな・・・そう願いつつヴァイオリンのおけいこに励んでいます。
その時は逃げないでよ~~!(←愛犬への叫び)
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# by ballade4fmoll | 2005-12-18 03:52 | 音楽、観劇 | Comments(2)

ブダペストの日本料理店

今日は友人とランチ。
久々に和食が食べたくなり、お気に入りの「すし誠」に行きました。
海のないハンガリーでこんなに美味しいお刺身やお寿司が食べられるなんて夢みたい!

思えば私がハンガリーに来た当初、ブダペストに和食レストランは1軒しかなく、経営者も板前さんもハンガリー人、材料の入手も困難で、われわれ日本人にとっては「和食」というより「ん? 和風?」。
それでも当時の状況を考えれば、あれだけの品数を用意していたレストランには頭が下がります。

あの頃の日本人社会では、年末の日本人会総会は別名「お寿司大会」と呼ばれ、皆が心待ちにしていました。
デュッセルドルフのお寿司屋さんがわざわざブダペストまで足を運んで下さり、我々は懐かしい日本の味を心行くまで堪能したものです。
食材もデュッセルから空輸。生魚の持込が通関時にトラブルを起こさないよう、日本大使館の領事担当者が空港までお出迎え。
ハンガリー在留邦人にとっての一大イヴェントでした。

体制変換後、日本人経営のレストランが出来、その数が増え、また日本食材を売る店も増えて、「お寿司は年に一度のお楽しみ」ではなく、食べたい時に食べられるようになりました。
高級料亭から家庭料理、居酒屋風のお店まで、好みと予算に合わせて選択も出来るようになり、感謝! 感謝! です。

ところで、私が来た当初は中華レストランも1軒しかなかったはず。(Four Seasons Hotelの辺り)
今ブダペストに住んでいる人はきっと信じられないでしょうね。
街中にKinai bufe(中華のファーストフード店でテイクアウトも出来る)が溢れてますから。

注:その後の調べで、当時もう1軒中華料理店があったことが発覚しました。
アンドラーシ通りのオクトゴンと英雄広場の間(今Terrorhazがある辺り)に「紅龍」というお店があったのですが、高級感が漂い、ちょっと入りにくい感じがして私は一度も行ったことがありません。
美味しかったそうです・・・う~ん、行っておけばよかった。
文章が過去形なのはこのお店はもうなくなったからです。ブダペストから龍が消え、獅子が来ました。
え? 意味がわからない? この謎は近日中に明らかにされます。お楽しみに


最後に、「今日はレストランでお料理の写真を撮るぞ」と意気込んで出かけたのですが、いざ料理が運ばれてきたら写真のことなどすっかり忘れ、あっという間に食べてしまいました。
この食い意地の悪さ・・・何とかしたい!
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# by ballade4fmoll | 2005-12-17 01:26 | 食べ物 | Comments(5)

はじめまして

はじめまして、バラードと申します。

ハンガリーの首都、ドナウの真珠と称されるブダペストでハンガリー人の夫と暮らして十数年。
バブル真っ最中の日本から共産国ハンガリーに来て、驚き、泣き、笑い・・・
体と神経はより図太くなり、味覚は衰え、堪忍袋の緒は・・・やっぱりすぐ切れる。(笑)

このブログのタイトル「・白・」はハンガリーの国旗の色です。
は尊い血の犠牲を、白は清らかな国民の心を、は希望を象徴するそうです。
「清らかな国民の心? どこにおるんや、そんな国民!」と怒ることも多いのですが(ハンガリーの皆さん、ごめんなさい)、今日から少しずつ、私がハンガリーで感じたことを書きつづりたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

<バラードのプロフィール>

年齢:おばちゃんです
性別:おばちゃんです
趣味:食べることと寝ることと・・・音楽鑑賞と楽器を弾くこと(ピアノとヴァイオリン←ド下手ですっ!)
出身:甲子園球場の近く。もちろんトラキチ!
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# by ballade4fmoll | 2005-12-16 02:03 | 自己紹介 | Comments(18)


ハンガリー人の夫とブダペストで暮らす関西人のひとりごと


by ballade4fmoll

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